地雷 land-mine 2004 1 27

 短期の投資家は問題ありませんが、
中期や長期の投資家は、中東情勢に注意すべきです。
 今まで、イラクのスンニ三角地帯が注目されてきました。
ここは、イラクという大地にある「地雷」のようなものです。
 しかし、今日(1/27)の読売新聞の国際面「検証イラク」を読むと、
スンニ三角地帯とは別に、新しい強力な「地雷」があります。
 運が悪ければ、
イラク北部のクルド人自治区が、「パレスチナ紛争」と同じ状態となり、
石油都市キルクークが、「エルサレム問題」と同じ状態となります。
 パレスチナ紛争が、
クルド人自治区に「引っ越し」をする可能性があります。
 エルサレムをめぐる問題が、
石油都市キルクークに「引っ越し」をする可能性があります。
 だからこそ、日本の自衛隊には、キルクークに展開してほしかった。
クルド人をめぐる問題では、日本は、中立・公平の立場を取れるのです。
 パレスチナは、純粋に、民族問題でしょうが、
キルクークは、民族問題に、石油が絡んでいます。





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